「Yabuta」とは?

弊社が国内で最初に空気圧搾機構付横型フィルタープレスを実用化したものが「薮田式ろ過圧搾機」。

抜群の脱水性能に加えて、オペレーターと環境にやさしい数々の特徴が評価され、酒造業界を始めとする食品業界、医薬品、化学、一般産業界で4,000台を超える納入実績を誇っており、「Yabuta(ヤブタ)」と呼ばれ親しまれています。

薮田産業株式会社は?過圧搾機製造のリーディングカンパニー として共に成長する人材を募集中です。

?過圧搾機の役割

ろ過圧搾機は液体(原液)をろ過圧搾する機械です。最初はお酒を造るために開発されました。

ろ過圧搾機の役割イメージ

ろ過圧搾をお酒で説明すると、ろ板をプレスした(閉めた)状態の「Yabuta」に発酵を終えたもろみを注入します。
そうすると、「Yabuta」からろ過されたろ液(お酒)が出てきます。次に「Yabuta」へ空気を入れることで内部のシートが膨らみ、もろみがろ布に押し付けられ圧搾されます。最後にろ板を開くと、酒粕がろ布に付いて残ります。
このように、もろみをお酒と酒粕に分別するのがろ過圧搾機の役割となります。

yabutaの実績

yabutaの導入実績

全国の酒造メーカーの約9割で使用されている「Yabuta」ですが、お酒以外に酢、みりん、醤油、寒天、その他食品、医薬品、など製造過程で発生する「ろ過」に使われています。 また、工場排水や洗浄などで出た汚れた水を「Yabuta」でろ過すると、きれいな水を排水できるので、排水処理や光学フィルム、炭素繊維の製造過程でも「Yabuta」が活躍中です。 「Yabuta」はエコにも貢献しています。

醸 造
日本酒・みりん・酢・紹興酒・醤油など
食 品
餡・寒天・油脂・色素・香料など
医 薬
酵素・製薬・漢方薬など
素 材
炭素繊維・光学フィルム・金属回収など
排 水
メッキ排水・活性化余剰汚泥など

yabutaの導入実績

「Yabuta」はその優れた脱水機能と簡単な機構が認められ国内だけでなくアジアを中心に世界で活躍しています。

■海外納入先

・台湾   ・韓国   ・アメリカ  ・タイ  ・マレーシア
・インドネシア  ・中国   ・ベトナム   ・ブラジル ほか

ろ過以外の機能

「Yabuta」は、ただ単にろ過圧搾するだけではなく、お客様の要望に合わせ様々な機能を開発し、改良を重ねてきました。
例えば酒用の場合、ろ過フィルターに残った酒粕を従来は手で取り除いていましたが、一部の圧搾機では自動で取り除きます。自動洗浄する機種もあります。

全自動ろ過圧搾機 100YAFII型

昔のお酒のろ過方法と「Yabuta」の違い

今でも昔ながらのろ過を行っている酒造会社もありますが、時間や人件費がかかるので、商品自体が高価な物になります。
味は人それぞれ嗜好の違いもあるので、どちらが美味しいかは言えませんが、「Yabuta」を使うことで、余った時間や人を美味しいお酒(こうじやもろみ)造りにまわせるのは確かです。ろ過圧搾中に空気に触れにくいという利点もあります。
それらが認められ今では多くの酒造会社で「Yabuta」が使われています。ただ、もろみ造りまでは、一部機械化が進んだとは言え、今も杜氏さん達に頼っています。

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